バーベキューは何て言っても炭火です。炭火は旨いと評判です。なぜ、旨いのでしょうか?
雰囲気で旨いと言うこともいえるけれども、説得力がありません。
炭火は肉のうまみ成分を他の焼き方より引き出すことができるのだそうです。グルタミン酸などは肉の甘みに対して相乗作用が働き、よりいっそうの旨みがでます。
よく言われることに炭火は遠赤外線の作用が大きいから美味しいといいます。また余分な脂を落としてくれるから美味しいといいます。
それじゃ脂がない赤身肉を焼くと、どうなんでしょうか?余分な脂などなくてこれ以上脂が落ちてしまうと堅くなってしまう可能性だってあります。
通常肉を焼くときは両面を強火でさっと焼き周りを固めて、肉汁が出ないように封じ込めながらじっくり肉の中心まで火を通していきます。こっちのが美味しそうですがどうでしょうか?
炭火の美味しさを語る前に、炭火は素材を乾燥させますが、ガスの火は燃えると水素を発生させ水蒸気と合わさってカリッとした焼き上がりになりません。
炭火はガスの火より遠赤外線効果が高いことはよく知られることです。このため表面があまり焼けてないようでも中心部は火がはいっています。この為、余分な脂が肉汁と合わさって出てきてしまうのです。
ということは炭火で焼くこつは肉の表面を早く固めることを考えれば他の方法より美味しくいただけます。和牛など余分な脂が出てきてしまってもよい肉は脂を出すことによって肉の表面をカリッとします。
また、余分な脂がない赤身肉はサラダオイルなどで油を補ってやって表面をカリッとやくのです。これもまた余分に塗った油は抜けていってしまいます |