鹿肉は、日本でも古くからなじみのある狩猟肉です。
肉質は赤く、高蛋白低脂肪、ヘルシーな食肉として注目されてきました。雄よりも雌の方が肉も柔かく脂がのっており、
2歳くらいが一番美味しいとされています。
国産鹿
蝦夷シカ(北海道産)
輸入鹿
ヨーロッパでは様々な種類の野生鹿が食肉として活用されていますが、検疫上の様々な規制により、飼育された鹿のみ輸入されています。野生鹿を捕獲し、その後食用に飼育された半野生鹿がほとんどです。
アカシカ(ニュージーランド産)
日本の輸入鹿のほとんどがニュージーランド産アカシカです。流通量は年間約200t。牧場に囲い込み、青草で20ヶ月飼育後出荷されます。
ストレスとは無縁な、大自然の中で放牧されています。(ストレスは肉を堅くします)環境に恵まれた衛生的な最新鋭の工場で生産され、日本へと運ばれてきます。
高蛋白質・高鉄分・低脂肪・低カロリー という食肉の性質を併せ持っており癖もなく女性にも受け入れやすい食肉です。
栄養的にも近年のヘルシー指向に対応した食肉として、 目の離せない食肉と言えそうです。
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ダマジカ(フランス産)
肉の評価はアカシカよりも高いようです。 (現在フランス産の鹿肉は輸入されておりません)
・・・・・・・・・・料理法・・・・・・・・・・
★サラダに、カルパッチョに!
低脂肪・低カロリー・高ビタミン・高タンパク質という性質をもった鹿肉は サラダにはまさに、うってつけの食材です。さっと火を通した鹿肉の柔らかな肉質と、くせの
ない風味は、新鮮な果物や野菜とのコンビネーションも抜群です。
もちろん、イタリア風のカルパッチョは最高です。牛肉より高級感あふれる食材です。
すなおな肉の風味が何にでも合うことを再確認することでしょう。
★鹿肉のフルーツと栗あえ
1)リンゴ、栗、サクランボに砂糖を振りかけその上からワインをかけ30分そのまま置いておく。
2)次に、オリーブオイルを引いたフライパンで鹿肉に焦げ目がつくまで焼いてから取り出す。
3)フルーツと栗を肉汁と一緒にフライパンに入れ、煮たたせ、その中に肉を入れ火を通す。
4)塩・胡椒で味をつけ、ミントを敷いた上にのせて出来上がり。
★鹿肉のステーキ、スパイシービーナッツ・ソースかけ
1)ピーナッツ・ソースをステーキにすり込み約1時間ほどそのままに常温にならしておく。
2)炭火でミディアム・レアに焼き上げる。このとき炭火は表面の焦げ具合が軽くても思ったより中心に火が入るので注意しながら焼き上げる。
3)焼き上がったら、肉を休ませて、再度ピーナッツ・ソースをかけて出す。
★鹿肉しぐれ煮
1)材料:鹿モモ・ゴボウ・木の芽・土しょうが
2)鹿肉を細切りにしておいて、酒・砂糖・醤油・同量の中に鹿肉を入れ少々煮る。
3)一度鹿肉を取り出して、煮汁を半分ぐらいに煮詰めて、ごぼう・針しょうが・鹿肉を入れて炊きあげる。
★鹿肉梅チーズ揚げ
★鹿肉の紀州和え
1)材料:鹿モモ肉・キュウリ・夏みかん・わかめ・白胡麻・酢・砂糖・塩・薄口醤油・土しょうが
2)鹿肉を薄切りにして湯通しする。夏みかんは皮をむき果肉にする。キュウリはきざみ塩もみする。
酢1合・水1合・塩6g・砂糖・35g・薄口醤油少々・調味料で合わせ酢をつくる。白胡麻・しょうがの絞り汁をいれて和える。
★鹿肉のみそ漬けステーキ
1)材料:鹿ロース肉・合わせ味噌・甘酒・土しょうが・サラダオイル
2)鹿肉を適当な厚さに切っておく。次に味噌をつくる。サラダオイル・しょうが汁少々を合わせ味噌に入れ、甘酒を好みの甘さに入れて調整する。1日間漬ければ出来上がり!甘酒と味噌とサラダオイルのマリネ効果で思わぬ柔らかさになります。フライパンにサラダオイルを多めにしいて、きつね色になるように焼いて、出来上がり!
美味しく鹿肉を頂くためのツーポイント!
肉を柔らかく頂くためにはミディアム・レアが基本中の基本です。きれいな焼き上がりを約束するためには焼く前と、焼いた後に次のことを守ってください。プロの調理に限りなく近づけるはずです。!
1)焼く30分ほど前には冷蔵庫から出して室温に戻しておく。肉を馴染ませる。
2)焼いてからも5分から10分ぐらい肉を休ませる。旨味が凝縮された肉汁が肉の繊維の中にもう一度戻らせるためです。
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