シャンパンならドン・ペリニヨン!
キャビアならベルーガ!
鶏なら、ブレス鶏!
高価なワインのようにA.O.C.(原産地名規制呼称)の恩恵を受けるのは、フランスで、ヨーロッパでそして世界中でも唯一です。このA.O.C.についての法律は、とても明確に地域、品種そして飼育条件を定義して、この " ブレスの家禽 " の資格を与えています。
ブレスでは家禽では冗談を言わない、というのは本当です。「いいものを作る(生産条件の尊重)、そして知らしめる(この良質な製品のプロモーションによって)。他との違いを味わって、この素晴らしさを賞味する」これが私たちのモットーです!!!
この第4のガストロノミーの傑作として、ブレスの家禽は料理界で、ブレスの家禽なしに素晴らしいメニューは存在しない、というその独自の地位を築いています。実際、品質面では絶妙な柔らかさの肥育鶏、比類のない鶏、そしてクリスマスの食卓の王である世界唯一のシャポン・・・これらを味わい、鑑賞しない手はありません。
◆ブレス、A.O.C.ゾーン
世界の養禽場、ブレスは、たとえそれが3,536kmに渡り3つの県 : 南にアン県、北にはソーヌ=エ=ロワール県また東端にはジュラ県、にまたがっていても、その存在は1つです。
この県レベルで行政的に分けられた地は、ローヌ=アルプ、ブルゴーニュ、そしてフランシュ=コンテの3つの地方に分かれた地域でもあります。
しかしブレスの " A.O.C. "は1つであり、1957年8月1日の法律によってその境界が定められ、時の大統領ルネ・コティに調印され、ブレスの家禽は " 原産地名規制呼称(A.O.C.)の恩恵を受ける唯一の家禽 "となったのです。
それでもここに至るにはまず、1936年まで遡らなければなりません。この年、世紀を経てその品質を守ってきた飼育者たちは " 掃除をする "ことにしたのです。
ブールの裁判所と専門家がその要請を受けました:その審査はブレスの土壌についての地質学的な分析、飼育の工程、 " 交配のない純血種 " という限定についてのものでした。
こうして、長くて気の遠くなるような闘いの後、「あるA.O.C.とは、変わらぬ伝統的な慣例、先祖代々の知識と習慣、テロワールなど、そのノウハウについての具体的な価値体系に基づき " 農民 "自身によって獲得されるものである」という1936年12月22日の判決により最終的に確定されました。
◆ブレスの家禽の見分け方
注意!!ブレスで生産された家禽は必ずしもブレスの家禽ではありません!!
ブレスの地で育てられた、ブレスの家禽は簡単に見分けがつきます。その色(95年1月4日の政令第2条)とその身分証明(本物であることを示す特徴によって
−同政令第11条):
- 全身の白い羽、滑らかな細い脚の青、そして赤い鶏冠・・・その膚と肉は白いのです
- 左脚にはめられた生産者の氏名および住所が記された脚かん、首の下には加工者の氏名もしくは社名、そしてブレス家禽協会によるA.O.Cのラベル、シャポンと肥育鶏の場合には専用の刻印があります
これらの身分証明をすべて持たなければ、いかなる家禽も<ブレス>の呼称を持って販売されることはできません
◆飼育条件
ここには科学はなく、すべてが経験と伝統に基づいています!!!
ブレスの家禽の飼育は、入念で手間のかかる仕事を必要とするものです。
- 草地(放鶏場)
1.1羽につき10uの面積
2." 衛星上の空白 "と呼ばれる休息期間をおいた地での、最大500羽の飼育単位
3.最大50uの鶏舎
4.最低5000uの草地面積
そして、最低生後35日目から、飼育者は鶏に穀物(とうもろこしと小麦)と乳製品を与えます。草地で育てられる鶏は、これによって優れた肉体と成熟がもたらされ、そこで自ら補助的な栄養を探すのです(草、ミミズ、昆虫など)。
- 伏せ篭
仕上げは木製の伏せ篭で行われ、鶏には8〜15日間、シャポンと肥育鶏には最低1ヶ月行われます。
結果として、最低でもその飼育期間は鶏で4ヶ月、肥育鶏で5ヶ月、そしてシャポンでは8ヶ月となります。
◆ブレスの家禽がたどる工程
選抜センター、人工孵化師、飼育者、家禽商、小売商、そしてレストラン業者までが、消費者を満足させる最良の製品を届けるために一連となって仕事をしています。
- 選抜センター アン県のサン・テティエンヌ・デュ・ボワに位置し、下記の性質を最もよく組み合わせるべくブレス種の選抜を保証しています:調和の取れた成育、骨格、生育力、環境適応力の強さ、青い脚、白い羽、など。ここでは安全で均一な繁殖用種鶏を生産し、人口孵化師がそれを買い、そこから生まれたひよこがその後飼育者へと売られるのです。
- 人口孵化師(3名) ひよこを孵し、生後1日で飼育者の手へ渡ります。
- 飼育者 今日では約400を数えますが、一方、生産量としては年間150万羽のひよこが飼育されます。飼育者は通常グループに分けられており、このグループ毎に、ブレスの家禽の屠殺加工者の必要に応じた生産計画が立てられ、これが分担されます。
- 家禽商 ブレスの家禽はとても傷つきやすい肌をしており、非常に気を使った屠殺が行われなければなりません。地方によって15ほどの家禽商がおり、ブレスの家禽の屠殺が行われ、その後直接販売または小売商、レストラン業者そして大手流通という間接的な方法を通して販売されます。
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